1.6でSMGは強くなるのか?
1.6でSMGは強くなるのか?
1.6アプデがリリースする前ですがSMGがクリ率になったことで本当に強くなるのか?という議論が海外で話題になっております。
有名なYouTuberの2人の動画を観てまとめてみました。
SkillUp氏の分析
分析の条件【SkillUp】
数値の前に用語の理解
- サステインドDPS
- リロードを含めた継続的に与えるダメージ
- PP-19のようなマガジンが多い武器、リロードが短い武器が向いている。
- PvEに向いている(時間をかけて倒せるため)
- バーストDPS
- 瞬間火力
- MP7が代表的。連射速度が高いため。
- PvPに向いている(時間をかけずに瞬時のダメージが重要)
計算で使われた条件
- ヘッドショットは含まれていない
- 武器タレントはデッドリートディストラクティブのみ
- 銃器は4,750以下と想定(ぎりぎりブルータルが発動するレベル)
検証した武器
- MP7:瞬間火力が高くPvPに向いている
- PP-19:マガジンが大きく継続的なダメージを与えれるためPvE向き
- LVOA-C:瞬間火力が高くダメージも高くて有名なAR。SMGとの比較をするために用いている。
数値から見るSMG【SkillUp】
SMGの最適ビルドを用いて算出したDPS(最適ビルドは下記参照)
1.5クリダメSMGと1.6クリ率SMGのDPS差
<ポイント>
- 単純に数値をはじくと意外にも1.5のクリダメSMGの方がDPSが高い。
- クリ率はクリダメがあってはじめて良いステータスとなる。
- クリ率とクリダメのダメージ量に対する最適なバランス:1%クリ率、10%クリダメ(SkillUp氏の考察です)
- 最大60%クリ率=600%クリダメが必要
- SMGがクリ率になるとクリダメがよりいっそう必要になる
- 最大123.5%のクリダメが得られる(以下参照)のであればクリ率12%が最適バラスである。
- もちろんクリ率が12%より高くなっても効果はあるがダメージ上昇率は減少していく
=すなわちクリ率を上げてもダメージアップの効率は下がっていく
<結論>
SMGがクリダメからクリ率に変わることで、計算上は下方修正であると考えられる(SkillUp氏の分析結果)
武器 | PvE | PvP | ||
---|---|---|---|---|
サステインド DPS | バースト DPS | サステインド DPS | バースト DPS | |
MP7(1.5=クリダメ) | 158,648 | 277,965 | 43,819 | 76,775 |
MP7(1.6=クリ率) | 155,720 | 272,834 | 42,950 | 75,252 |
DPS差 | ▲1.88% | ▲1.88% | ▲2.02% | ▲2.02% |
SMGがクリ率になるメリット
<武器タレント>
- モッド等でクリ率を盛らなくても発動しやすいタレントが戻ってくる。
- デッドリー:クリダメアップ。これは必須タレントになる。
- セルフプリザーブドやハリードが使いやすくなる
- セルフプリザーブド:クリ率ごとに回復。ヒーラーでもモッドを気にしなくても発動できるようになる。
- ハリード:クリ率ごとにリロードが早くなり最短で1秒リロードになる。
- MP7はバーストDPSが高いがリロードは1.9秒と長いが、ハリードを使えば最短でリロードが1秒となる。武器を変えるのは1.2秒かかるのでリロードの方が早くなる計算。
- ハリードはサステインドDPSに+25%とさせるくらいの力がある。
<MP7とPP-19の分析>
武器 | PvE | PvP | ||
---|---|---|---|---|
サステインド DPS | バースト DPS | サステインド DPS | バースト DPS | |
MP7(1.6=クリ率) | 155,720 | 272,834 | 42,950 | 75,252 |
MP7(1.6=クリ率)+ハリード | 195,463 | 272,834 | 53,912 | 75,252 |
PP-19(1.6=クリ率) | 183,158 | 230,532 | 50,518 | 63,585 |
PP-19(1.6=クリ率)+ハリード | 207,674 | 230,532 | 57,280 | 63,585 |
ARはどうなのか?【SkillUp】
武器 | PvE | PvP | ||
---|---|---|---|---|
サステインド DPS | バースト DPS | サステインド DPS | バースト DPS | |
LVOA-C アマダメ+クリ率盛り | 178,027 | 278,910 | 49,408 | 77,406 |
LVOA-C アマダメ+クリダメ盛り | 184,391 | 288,879 | 51,174 | 80,172 |
SMGとARとの比較【SkillUp】
- ARはアーマーダメージの相対的な弱体化で若干弱くなった。
- PvEはPP-19+ハリードが強いが、PvPではLVOA-Cの方がMP7より強い。
- LVOA-CとMP7を見ても強さの差は7%程度。
- ARは射程距離がSMGの2倍、一方でSMGは安定性が高くヒットしやすい。近距離はSMG、中距離はARで使い分けることができ多様性のあるビルドが作れるようになった。
武器 | PvE | PvP | ||
---|---|---|---|---|
サステインド DPS | バースト DPS | サステインド DPS | バースト DPS | |
MP7(1.6=クリ率) | 155,720 | 272,834 | 42,950 | 75,252 |
MP7(1.6=クリ率)+ハリード | 195,463 | 272,834 | 53,912 | 75,252 |
PP-19(1.6=クリ率) | 183,158 | 230,532 | 50,518 | 63,585 |
PP-19(1.6=クリ率)+ハリード | 207,674 | 230,532 | 57,280 | 63,585 |
LVOA-C アマダメ+クリダメ盛り | 184,391 | 288,879 | 51,174 | 80,172 |
<PvE>
- 継続的にダメージを与えるのであればPP-19
- 瞬間火力を狙うにはLVOA-C
- LVOA-Cであれば継続的なダメージも高いが瞬間火力も望める。
<PvP>
- サステインドDPSは意味がないので無視。
- LVOA-Cの方がMP7よりも瞬間火力を出せる。
- 但しMP7とLVOA-CのバーストDPSの差は7%程度であるため、バランスは取れていると考えられる。
クリ率とクリダメを選択できる箇所【SkillUp】
クリ率 | クリダメ | |||
---|---|---|---|---|
マスク | 4 | グローブ | 17 | |
ベスト | 0 | ニーパッド | 9 | |
グローブ | 6 | バックパック | 9 | |
ホルスター | 4 | デッドリー | 15 | |
武器 | 22 | サイト | 20 | |
サベッジ | 7 | グリップ | 20.5 | |
フィアース | 5 | マガジン | 4 | |
アデプト | 7.5 | サプレッサー | 20 | |
ヴィシャス | 10 | ベースパルス | 9 | |
サイト | 8.5 | 合計 | 123.5 | |
マガジン | 3.5 | |||
サプレッサー | 8.5 | |||
パルス | 22 | |||
合計 | 108 |
SMGとLVOA-Cの最適クリ率とクリダメ盛り【SkillUp】
SMG1.6 | LVOAC1.6 CHD盛り | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クリ率 | クリダメ | アマダメ | クリ率 | クリダメ | アマダメ | |||
マスク | 8 | マスク | 8 | |||||
ベスト | ベスト | |||||||
グローブ | 17 | 8 | グローブ | 17 | 8 | |||
ニーパッド | 9 | ニーパッド | 9 | |||||
バックパック | 9 | バックパック | 9 | |||||
ホルスター | 4 | ホルスター | 4 | |||||
武器 | 22 | 武器 | 24 | |||||
サベッジ | 7 | サベッジ | 7 | |||||
デッドリー | 15 | デッドリー | 15 | |||||
ディストラクティブ | 15 | ディストラクティブ | 15 | |||||
サイト | 3.5 | 20 | サイト | 3.5 | 20 | |||
グリップ | 20.5 | グリップ | 20.5 | |||||
マガジン | 3.5 | 4 | マガジン | 3.5 | 4 | |||
サプレッサー | 3.5 | 20 | サプレッサー | 3.5 | 20 | |||
パルス | 14 | 9 | パルス | 22 | 9 | |||
合計 | 57.5 | 123.5 | 31 | 合計 | 43.5 | 123.5 | 55 |
LiKeBuTTeR氏の考察
SMGがクリ率になることでの全体での立ち位置
- SMGもクリ率になったことでパッシブになった。要は必ず発動するようになった。これまでのクリダメSMGはクリ率を盛らないといけなかった。
- ちなみにSMG以外はパッシブだった(LMGのカバー外、ARはアーマーダメージ、SGのよろめき、MMRのヘッショ)のでSMGもやっと同等の扱いとなった。
- 知らない人は多いと思うが、クリダメは何も装備していなくてもベースで25%ついてくる。
クリ率SMGのメリット
PvPプレイヤー
- クリ率を最大に盛ったり、クリダメを最大に盛ると他ステータスを犠牲にしてしまい生存力が減ってしまう。
- クリ率は40%くらいあれば十分で、それ以外の箇所にクリダメやアマダメを投資できる。更に余裕があるのでHP上げたり更にアマダメを盛ることもできる。
ダメージ量を求めないプレイヤー(ヒーラーやタンク)
- SMGがクリ率になってよかったのは、ダメージをそこまで望まないプレイヤーでもSMGが全く使えないような武器でなくなったこと。
- 上記にあるようにクリダメは何も装備していなくてもベースで25%ついてくる。
- よってSMGがクリ率になることで確実にこの25%が発動するわけである。=強くなった。
クリダメの方が盛りやすい
- (様々な箇所でクリ率を盛れるので、クリダメよりクリ率の方が盛りやすいのは分かる)
- だがクリダメを盛れるところは他に盛る選択肢が少ないので実はクリダメを盛りやすい。たとえばアンダーバレルは安定性や命中率程度しか選択肢がなくクリダメ19%には及ばない。
- よって武器モッドでクリダメを盛れれば、防具ではその他の特性を上げることができるのでビルドを向上させることができる(たとえばスキルパワー、特ダメ回復、アマダメ、HP)。
- クリ率を盛れるのはサイト(Reflex sight 7.5%、Holosightは8%くらいか)
- でもクリダメはアンダーバレルで19%、サイトで19%、マガジンでもクリダメも盛ることはできる。(ちなみにマガジンは拡マガが必須)
- よってクリ率よりもクリダメの方が武器モッドで盛りやすい
- 武器モッドでの選択として、クリ率重視だとクリ率7.5%だけでクリダメは4%しかつかない。クリダメ重視であればクリダメ19%でクリ率3.5%。
- LikeBuTTeR氏は3.5%クリ率で19%クリダメの方が強いと思っている。(むしろ15%クリダメしかつかないとしてもクリ率重視より良い)
- SMGがクリ率になったことでSMGの活用がしやすくなったと言う事。
SMGクリ率による多様性
- ミダスのタンクビルドを例とすると:
- ミダスのタレントは、ヒットするごとに相手のダメージが5%減るが、自身の与ダメも5%減る。
- 銃器振りのプレイヤーに当てると相手の攻撃力をかなりダウンさせる(自分はタンクビルドなのでDPSは既に弱いのでダメージ量が下がってもインパクトはない)。
- SMGがクリダメだとタンクプレイヤーにとっては意味がいない。なぜならクリ率を盛らないととSMGの強さは発揮できないし、クリ率を盛ろうとしたらタンクビルドを構成しにくくなってしまう。
- SMGがクリ率であれば武器モッドでクリダメを60%くらい簡単に盛れるし、クリ率が意味あるものになる。
結論
- SMGがクリ率になることで強くなった弱くなったということではなく(計算上は弱くなったかもしれないが)、SMGは使いやすくなりビルド多様性が広がる。
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